マルチなナースになる

病院の奨学金を借りて感じたメリット・デメリット3選

 

こんばんは!

優かおるです^^

 

ブログはおひさしぶりの更新になります。

私は最近、ブログの代わりにclubhouseやYouTubeもちらほらしていました。

少しいろんなものを触りながら、勉強をしながらさせていただいてます。

 

そして、そのなかで気になったことがあって

病院奨学金のYouTubeの視聴率が高いんですよね。

実際、ほかの方のYouTubeでも奨学金関連のものはやはり視聴率が高かったりコメントが多かったりします。

「看護師」という資格を得るために、専門学校や大学などの費用で困る方が多い現実があるんだろうなとしみじみと感じてしまいました。

看護師という職業は悪いものではないけれど、その資格を得るために借りたお金を

看護師になってからもずっと払い続けることって、結構大変だと思うんですよね。

でもその「大変さ」が伝わらないことや、お金がなくて困ったりしているから借りていると思うので
いろんな意味で、奨学金を借りることによるメリット・デメリットを考慮して選んでいただけるように

今回は病院の奨学金を借りて感じたメリット・デメリットについてお話していこうと思います。

そもそも、病院の奨学金とは?

「ていうか、病院の奨学金ってなに?」と思う方も多いかもしれません。

これは病院が看護学生に対して、
【うちの病院を選んでくれれば、月○円の奨学金を2年間あげるよ。そのかわり、1ヶ月○万円で働いて返してね】

っていう内容です。

私の場合は1ヶ月5万円+教科書代金など30万円分を含めた約150万円を借りて
就職後は1ヶ月働くごとに5万円分の奨学金が減るのかたちになるので実質2.5年はその病院で働いて奨学金を返す必要があるということです。

で、この病院の奨学金なのですが少し厄介な点があります。

それは
途中で病院での勤務をやめる場合には、借りた奨学金を一括で返済しなければいけないということです。

 

一括以外でも受け取ってくれる病院もあるかもしれませんが
私の周囲ではこの奨学金タイプだと途中退職の場合には一括返済がほとんどですね。

なのでこういう奨学金があるんだなと理解すると同時に、
私が感じた病院奨学金のメリットデメリットも合わせて確認したうえで病院の奨学金を決めたり考えたりしてみてくださいね。

 

優が感じた病院奨学金のデメリット

ここでは優が感じた、病院奨学金のデメリットについてお話していきますね。

1)看護師としてキャリアを積みたい場合には不都合が多い

病院奨学金を行なっている病院は、基本的に「そうでもしないと人がいなくて困っている職場」が多いです。

人が不足している病院なので教育やキャリアに関して弱い病院が多く
実際私が新人だった頃の教育も弱く、転職してから苦労したことが多いです。

看護師としてのキャリアを求めない場合には、問題ないかもしれませんが
看護師として今後、より多くの経験を積んでキャリアを積みほかの資格や様々なことに挑戦したいと思っている方には不都合が多いでしょう。

2)奨学金で所得税が多く引かれてしまう

当時、奨学金を返していた私のお給料は奨学金返済分として
実際の給料にプラスして「奨学金5万円分(1ヶ月分返済代金)」も多く振り込まれ、そこから【奨学金返済】として5万円を引かれていました。

その為、私の所得としては通常のお給料よりも+60万円多くお給料をもらっている。というかたちになるんですね。
なので【所得税】が実際のお給料よりも多く引かれることになります。

お金を借りている立場とはいえ、こういうところでより多く税金などが引かれるのはちょっと納得がいかずモヤモヤしていました。

3)慢性的なスタッフ不足のためブラックなことが多い

病院奨学金をメインにスタッフの人数を確保している病院は、慢性的なスタッフ不足が深刻なことが多いです。

なので、シフトなども過酷な場合が多く
当時私は2交代の夜勤明けにもかかわらず翌日、日勤として働いていたり
スタッフの体調不良などでスタッフ不足が深刻なときには夜勤と同じ3人のメンバーで日勤を行なったこともあります。

スタッフ不足はとても深刻ですよね。
こういう無理な勤務はじわりじわりと心身を蝕んでいくので、要注意です!

病院奨学金のメリット

先にデメリットで散々なことを話していますが、「じゃぁメリットって何?」って思いますよね。
ここからは私や周囲の体験談も交えた病院奨学金のメリットについて紹介します。

1)学生時代の学費補助効果が高い

あくまでもやはり奨学金…看護学生時代の教育費などの家系切迫にはとても助かります。
今でこそ東京都や地域の看護学校などは割安で学ぶことができることを知った優ですが、ほかの田舎の地域ではなかなかそうはいきません。

看護学校などもそれぞれ経営などもありますからね。
毎月の学費や教育費、実習における交通費やお弁当代金など、様々な環境の変化とともに学費も沢山かかります。

自分一人だけであればなんとなかなるかもしれませんが、
ほかに兄弟がいるケースなどではこの学費が切迫されるケースが多く、やはりこの学費の補助効果が高い当奨学金に頼る方も多いように感じます。

やはりこの大事な時期の金銭的補助の役割は強いですよね。

優の場合、4人兄弟だったこともあり上2人はとにかく学費やお金にきびしかったです。(私は2番目)

逆に、下2人に関しては上に厳しかった分を投資している印象がありました。
(昔はちょっとこの状況が不満な時期もありましたが、その経験があったことで精神的にたくましくなったので良しとしてます。笑)

2)病院の下見という理由でお金をもらって観光ができる

私の学校は九州で、奨学金先の病院は関西でした。
なので、当時の学生後半のときには病院見学という名目で往復の飛行機チケット・宿舎ありで観光にも行けます。

お金がない学生にとってはありがたいやつです。笑

ただ、私の場合は実習のスケジュールやら色々な問題で行けませんでしたが。。
(私が学生の当時、コロナウィルスではなく麻疹が大流行して実習やらが停止してたことがあったんですよね。。そして実習が繰越になったり色々大変でした)

私は行けませんでしたが、病院の下見は絶対に行った方がいいですよ。
自分の働く場所を事前にリサーチしておくことはとても大事です。

病院のなか、病棟の雰囲気、先輩スタッフの人間関係など、
できるところは全部情報収集したうえで、配属部署などを希望するといいです。

私はこの事前リサーチをことごとく失敗してきたので、
就職時には色々と大変な思いをしました。

どうせ、奨学金で働く病院であれば
その期間をできるだけストレスなく過ごせるように働きやすい部署を希望するといいですよ。

3)同じ学校から同期ができる確率が高いので安心できる

これは働きやすさを左右するポイントのひとつでもあります。
職場の同期が同じ学校の友達であれば、心強いですよね。

実際、私もおなじ学校から入職した同期が2人いて
寮の部屋も同じマンションの同じ階で、入職当時は心強かったです。

この人間関係が一番ストレスを左右するものだと思うので、仲間が一人でもいると良いですよね。

病棟の配属は違いましたが、たまにみんなでご飯を食べて近況報告をしていました。

結論:病院奨学金ってどう?

病院奨学金は、ほかの奨学金と違って「働く場所や期間」の制限があること、
大切な新人時代の価値観や教育を左右する場所を「奨学金で決める」ということになるので
教育やキャリアを本気で考えたい人にとっては不向きといえるでしょう。

逆に、新人時代の教育やキャリアよりも「親元を早く離れたい」「なかなか自分で県外に行く勇気がないから、奨学金で手早く就職先を決めて後からキャリアとかを考えていきたい」などの場合の人には都合が良いかもしれません。

優も当時、親がかなり厳しくて実家の生活に窮屈さを感じており
はやく親元を離れたい気持ちが強かったこともあり、病院の奨学金をふたつ返事でOKをだしました。

奨学金返済期間は大変なこともありましたが、一人で生活することを学び、関西から関東に飛んでいく勇気が持てたり
はじめから県外に行くことを選んだからこその選択ができたのではないかと思っています。

なので、優の個人的見解としては【二度は嫌だけど、病院奨学金の経験があったからこそ逞しくなった部分もあるので結果的にはOK】です。笑

いろんな奨学金や補助金があるので
今後奨学金を考えている人はすぐに病院奨学金に頼ることはせずに、ほかのものを色々探してみて
そのうえでそれぞれのメリット・デメリットを踏まえて考えたうえで決めてくださいね。

少しでも参考になれば嬉しいです。

ちなみに、病院奨学金のYouTubeはこちらです。

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