こんにちは!
優かおるです(*'ω'*)
これで大体年齢がバレてしまうのですが、
優は看護師資格を取得してから11年目に入りました~!(1人目、2人目の産休育休含めですけどね!←)
よくリアルでもSNSでも議論になる
「新人看護師は始めは急性期がいいのでは?」問題。
これについて、思うことは色々ありますが
私なりに過去の自分を振り返りながら考えてみようと思います。
自分の振り返りもしつつなので、やや長め文章ですが
気になる方はぜひ読んでみてください( *´艸`)
1)優の新人時代は内科・眼科病棟でした
私が始め就職したのは、奨学金返済のために就職する法人グループは決まっていたので
その系列病院のなかでの急性期病院(2次救急病院)に就職し、内科・眼科病棟に配属されました。
内科病棟なので患者層は比較的落ち着いています。
どちらかというと慢性期に近い感じ、透析をしている患者も時々いました。
眼科の患者は、白内障や硝子体手術をする患者がいたので
眼科の手術前後の患者を担当する場合にはバタバタと忙しくなる場合が多かったです。
法人の病院の為、基本的に手術前の点滴確保は看護師が20Gのルートをとらないといけないので
1年目から点滴挿入の技術は必要でした(^^;←眼科は若いスタッフが担当する決まり?だったので
私は始めの頃は超マイペースな仕事をするタイプだったので、
周囲からは「仕事遅い」とよく怒られてましたね。
今思うと、なんでそんなに時間かかってたんだろうか?という位にバイタル測定や色々な処置が遅れてました。汗
でも内科病棟だから、それでもなんとかやれていたのかな~なんて思います。
しかし、そんなときにあることがきっかけで新人の私の価値観が変わりました。
2)1年目で受け持ち患者の急変対応に遭遇
1年目の秋頃でしょうか。
徐々に病棟の仕事に慣れてきたと思った頃、
夜間緊急入院で受け持ちをした患者がアナフィラキシーショックを起こしてしまい
SPO2が急低下、気道浮腫を生じて急遽挿管管理・呼吸器管理が必要となってしまいました。
薬剤投与し、ショック症状が軽快すると
バイタルサインも安定し抜管出来て呼吸状態も増悪なく過ごせたため
無事に退院することができました。
私にとっては、初めての急変でした。
なんとなく、挿管介助のイメージはついていたけれど実際に行うのは初めてで
私は(当たり前ですが)、上手く挿管介助ができませんでした。
当時、私が働いていた病院では循環器以外の病棟が使用する人工呼吸器は
昔ながらのニューポート(呼吸器の種類、めっちゃ古いやつ)を使用していてました^^;
(画像探してみましたが、さすがに古すぎて?見つからずwモニター画面なしの超シンプルな昔の呼吸器です。汗)
そのニューポートの表示の見方も全然分からず、
病棟に手伝いに来てもらった他病棟の看護師から私は笑われていました。
結果的に、患者が助かったことはとても良かったのですが
この急変対応を経験したことで
「私は急性期、急変時の対応ができるようにならないといけない」と強く思うようになりました。
この機会をきっかけに、
当時の関西ではICLSコースの研修が盛んで、資格取得も出来そうだったこともあり
ICLSの研修に参加してICLSインストラクターの資格を取ったり、急変時の看護について学ぶようになりました。
まだまだ仕事はテキパキとできるわけではなかったですが
気持ちのうえで少しでも
急変時や患者対応が出来るように、自分なりに学ぶことを意識し始めたと思います。
3)病棟異動も経験
3年目になった頃には
「もう少し内科以外の患者を看る経験がしたい」と思うようになり、
少し早いですが3年目で泌尿器科・内科の病棟へ異動しました。
内科と違うところは、泌尿器科の手術前後の患者がみられること
ほか化学療法なども多少学べるので、内科あがりの私には勉強になりました^^
急に外科や循環器を経験しても、
わけわからなくなりそうだったので私は泌尿器を希望したんですが
これは正解だったように思います。
たぶん、当時の就職した病院で外科や循環器科へ異動しても
全然よくわからないまま看てそうだからです。汗
その後、泌尿器科で少し術前後の患者の看護を経験し
内科で働いていたときよりも、急性期の看護について学べたんじゃないかなと思います。
本当はここでもう少し勉強した方が良かったかもしれませんが、
私は別の理由もあり少しでもはやく、当時の職場を辞めたかったので
奨学金返済の終了とともに退職を決意していました。
そして、改めて急性期を学びたいと思って他の病院への転職しました。
4)転職を経験して
その後、急性期の病院を3カ所経験しました。(大学病院など、まぁまぁ大きい二次救急病院が中心)
やはり病院が変わるとシステムも勉強するレベル・内容、患者層全てが違うことに衝撃でした。
また、重症度も全然違うので
看護のレベル・対応などについても様々な視点で学びが多かったです。
ただ、どの職場に対しても「既卒」「中途」という扱いになるため
新人ナースよりも微妙に上の立場で、仕事をきちんとこなさなくてはいけない。というプレッシャーもあり、
気持ち的には大変でした。
ただ、私はそれでも
「分からないことは聞く」
「きちんと振り返る、学ぶ」ことを自分なりに心掛けていたので
そういう意味では少しだけ、他の先輩から信頼されていた気がします。←失敗はもちろんありますけどね!
同じ「急性期病院」でも本当に病院ごとで
急性期看護のレベルがだいぶ違うということに改めて気づきました。
当時頑張り過ぎていた、かつ環境の変化にも身体がついていかなかったのか
ホルモンバランスを崩して自分が治療を必要とする状況になってしまったので
私はそれをきっかけに、
再度転職することに決めました。
再度転職し、私は現在の職場でなんだかんだ7年目?に入りました。
人それぞれの基準値があるなかで、
大変なこともありますが長期働けているので
私のなかの「働ける基準値内」の職場なんだろうなと感じます。
5)結局、急性期と慢性期どちらが良いの?
私の場合は、程よい急性期ならいいのかな~なんて思います←ゆるいw
忙しすぎる&本当の救急医療を要する場合の職場だと、プレッシャーが大きいのかなと感じました。
三次救急レベルのアセスメント能力、勉強するパワーも現在はありません^^;
新人時代に三次救急病院などに就職していたら、三次救急も頑張れた?かもしれませんが
今はワーキングマザーなので実際そこまでできないし、こどもや他のプライベートを大事にできる環境が必要だと感じてます。
これは、新人さんの状況にもある意味当てはまってて
「本当に救急看護を学びたい」
「看護師一本で頑張りたい」
なんていう子には、バリバリの救急病院が合うでしょうし
「趣味も仕事も両立させたい」
「プライベートも大事にしたい」
という子の場合には、病態が落ち着いている慢性期病院や療養の方が合うと思います。
まだ、自分のスタイルがそこまで決まってない場合には
「とりあえず急性期病院で」という考え方でも良いと思います。
結局、看護師として働くなかで
自分がどのようなナーススタイルを送りたいか。というところじゃないかなと思います。
現在では「フリーナース」という職業(フリーの看護師で働く、という感じです)や、
「夜勤専従ナース」「FPナース(ファイナンシャルプランナーナース)」
「訪問看護ナース」「ライターナース」など
同じ「看護師」を職業とする仕事でも少しずつ多様化する働き方もでてきました。
「看護師」としての技術やアセスメント能力を活かす仕事をする場合には、
始めは急性期病院などで基礎的な処置や検査対応、術後看護など学んだ方がいいと思います。
しかし、それ以外でも看護師の働きかたはあるし
それぞれの強みを売りにしていけばいいのではないかとも思います。
現在、政府も副業を解禁している流れもあり看護師業界も徐々に流れが変わってきています。
看護師で起業している方もいます。
今後益々、多様化した働き方ができると看護師も幅広く楽しく仕事できる方が増えるんじゃないかと
個人的には考えています。
私自身も、今後のやりたいこと・挑戦したいこと、学びたいことも沢山あります。
今後はそれらも大事にしながら
子育て・仕事・自分自身をより充実させていきたいと模索中です^^
看護師の世界って、どうしても狭くなりがちです。
先輩や周囲のスタッフに言われたことが「全て」になりがちですが
そんな小さい世界で落ち込む必要はありません。
あなた自身の「看護師像」や「ライフワークバランス」を考えてみて
それに素直になればいいんじゃないかな、と思います。
もっと広い世界をみて、
もっと広い世界で動いてみると
「病院」「看護師という世界」が、いかに狭いか分かります。
自分の気持ちを大事にしながら
自分なりの「働き方」「生きかた」を探せられればOKですよ( *´艸`)
結論:
どんなナースになりたいか
どんな生きかたをしたいか そのふたつです!!(*'ω'*)ドヤァ!!
長くなってきたのでこのへんで!
優はこれからもいろんな可能性を模索ナースします!←